【看護師1年目だけど辞めたい方へ】看護師1年目で病院は辞められる!?|退職までの流れ編

看護師

こんにちは、ゆいです♪

看護師になって数ヶ月、、みなさんは楽しく仕事ができていますか?

私は、新卒で入職した病院で働いていて、「楽しい!」と思ったことは正直1度もなかった気がします、、、。

学生時代の辛い実習や、国家試験の勉強を乗り越え、やっと夢の看護師になることができても、

「仕事辛いなあ、、、」 「もう辞めてしまいたい、、、」

そんな悩みを抱えている新人看護師さんは多いですよね。

今回は、病院を辞めたい、転職したいと悩んでいる新人看護師さんたちの、

ゆい
新人看護師

・入職した病院を1年未満で辞めることはできるの?
・退職までの流れは?

といった疑問に、自分自身の経験を元に答えていきたいと思います!

「退職はできたけど、転職活動って何からしたら良いの?」という方は、こちらを見てみてください♪

1. 1年未満で病院は辞められる?

まずは、実際に「辞めたい」と思っても、

・まだ1年も経っていないのに辞められないのでは?
・最初はみんな辛いものだから、数年は頑張って続けなければ、、

という思いもあり、実際には難しいと考える方が多いと思います。

ですが、結論からお伝えすると、

1年未満でも退職することは、可能です!

でも、現実的ではないと考えて無理して続けた結果、うつ病や適応障害など精神的に病んでしまい、働くことさえできなくなってしまったという新人看護師さんはとても多いです。

それでは、実際に病院を退職するにはどうしたら良いのか、私自身の経験も交えてお伝えします!

2. 退職までの流れ

私は、新卒で入職した病院を5ヶ月で退職しています。

その際の具体的な流れをまとめていきます。

退職までの流れ①師長、主任クラスに退職の意思を伝える
②師長や主任と何度か面談をする
③看護副部長と面談をする
④看護部長と面談をする
⑤退職

この流れに沿って詳しく解説していきます。

①師長、主任クラスに退職の意思を伝える

まずは、自分の所属している病棟の1番偉い看護師さんに退職したいという旨を伝えます。

私の場合は、そこまでの勇気が初めはなかったので、まずは、新人教育を担当している先輩看護師の中で、1番相談しやすい先輩に伝えてみました。

その先輩が、上の看護師に話してみると言ってくれたので、その後の返事を数日間待ってみました。

ですが、病棟の1番偉い看護師さんから何も話はなく、これは自分から言わないと、何も変わらないのでは、、?と思いました。

私は、その時点ですぐにでも辞めたいという気持ちがかなり強くなっていたので、勇気を出して「辞めたいと思っている」ということを自分から相談しました。

そこで、まずは師長と面談してみましょう。という話になりました。

②師長や主任と何度か面談をする

それから数日間にわたり、師長と面談をすることになるのですが、私の場合、この師長が1番の難関でした、、、。

まず、「辞めたい理由」ですが、私がなんと説明しようと、「精神的に病んでいる」ということにしようとしてきました。

そのため、

師長
師長

まずはメンタルクリニックに受診して、今の状態を診断してもらいなさい!

そう言われました。

その理由は、後々わかることになるのですが、私はまず言われた通り、メンタルクリニックを受診しました(不本意ながら、、)。

そのメンタルクリニックの医師に経緯を話したところ、

医師
医師

その師長は精神疾患の診断をもってあなたを休職させようとしている

そう言われました。

これについては、後ほど詳しくお話しするのですが、結論からお伝えすると、
退職にあたり、診断書は必要ないのです。

その旨を師長に何度も伝えるのですが、いくら説明しても、全く理解してもらえず、不毛な面談が続きました。

しかし、幸運なことに、師長はなかなか説得できないことにしびれを切らしたのか、

「看護副部長と面談してみるように。」

と提案してきました。

きっと師長は、そこまで偉い人との面談ともなれば、私が断念するのではないかと考えたのでしょう。

ですが、本当に辞めたい私からすれば、やっと上の人に直談判できる!という絶好のチャンスでした。(笑)

③看護副部長と面談をする

私の場合、ここからの話は本当にあっという間で、副部長との面談は1回のみ。

副部長ともなると、病棟の現状や人間関係など、ほとんど知らないので、私の話を聞き入れてくれるだけの面談でした。

副部長との面談の後、次は部長と面談してください、という話がきました。

④看護部長と面談をする

そしてついに、看護部長と面談をします。

退職にあたって、看護部長がなかなか許してくれないというパターンも多いようですが、私の場合、看護部長はすでに退職を認めてくださっていました。

さすがに、緊張しながら看護部長室に入り、面談が始まったのですが、

看護部長
看護部長

もう辞めたいという気持ちは十分わかったから、ここで働いて、楽しかったことや嬉しかったことがあれば教えて欲しい

そう言われました。

その意外な言葉にすごく驚き、優しさに感動しました。(笑)

そして、しばらく看護部長とお話しをして、いざ退職、という流れでした。

⑤退職

看護部長との面談後、すぐに退職届やら有給申請やら事務的な手続きをして、病棟に置いてある荷物や更衣室のロッカーを整理し、その日に退職しました。

以上が、実際の退職の流れになります。

続いて、先ほど少し触れましたが、メンタルクリニックでの診断書が必要かどうか、という点について詳しくお話ししていきます。

3. 法律に基づく退職の申し出について

これに関しては、メンタルクリニックの医師に言われるまでは、私自身も知りませんでした。

ですが、私のように、師長や看護部長がなかなか辞めさせてくれない場合には、この法律についての知識がとても重要になってきます。

まず、私が受診したメンタルクリニックの医師の話をまとめてみると、

医師
医師

・法律上、どんな理由があろうと、本人の意思で退職することは可能である。

・退職するにあたっては、医師の診断書は必要がなく、退職が必要だという旨の診断書 は、医師として書くことができない。

・「休職」が必要だという診断書を書くことは可能だが、退職したことにはならず、休職期間を経て、復職するのか、退職するのか、再度話し合わなければならない。

・休職期間中の転職活動は難しい。

・師長は、自分の評価が悪くなることを避けるため、あなたを休職させようとしている。

このように言われました。

実際に、法律上でも、

2週間の予告期間をおけば、いつでも雇用契約の解約(退職)ができる
(民法627条1項)

と定められています。

また、理由についても、「一身上の都合」として、実際の理由は問わず、退職することが可能です。

ただ、病院ごとの契約書に、予告期間が定められている場合は、その期間を守らなければいけません。

そして、退職にあたって、診断書の提出は必須ではないのです。

特に、精神的な疾患の場合は、診断書を書いていただいても、なかなか病気について第三者が理解することは難しいです。

身体的な病気で療養が必要等の理由での退職の際や、病院側が退職を認めている状態の場合は、診断書があると、退職までの手続きがスムーズな場合もあるようですので、状況に合わせて、必要な際には、医師に書いていただきましょう。

私のように、医師の診断をもらうほど、精神的に病んでいるほどでもないが、病院を退職したいという場合は、診断書は必要ないと考えられます。

また、精神的な疾患で退職した場合、転職活動の際にも、次の職場に申し出なければならなくなり、再就職の際に不利になる可能性もあるので、簡単に診断書はもらわないように気をつけましょう。

4. 休職について

続いて、「休職」について詳しくお伝えしていきます。

休職とは労働者について、労務に従事させることが不能又は不適当な事由が生じた場合に、使用者がその従業員に対し労働契約関係そのものは維持させながら、労務への従事を免除すること又は禁止すること

つまり、「労働契約は結んだまま、実際の勤務は行わなくても良い、または、行ってはいけない」という決まりです。

休職については、法律等で明確に定義されたものはありません。

そのため、会社ごとの就業規則で定められるものになります。

それでは、この「休職」のメリット・デメリットについてお話ししていきます。

4.1. 休職のメリット

休職のメリット・事故や病気で一定期間勤務できなくなっても、再度復職できる
・一度仕事を休んで、転職するか、復職するか考えることができる

基本的に、休職は、事故で怪我をして入院した場合や、病気の治療や体調不良のため働きたくても働けない場合に、労働契約を結んだまま、仕事を休むために利用されるものです。

そのため、仕事を休まなければならないという、「医師の診断書」がとても有効になってくるのです。

仕事を休まなければならない病気が、がんであろうと精神的な病気であろうと、医師が、「休養が必要」と判断すれば、会社側は休ませなければなりません

また、完全に退職してしまう勇気はないけれど、

ゆい
一度職場を離れて、転職すべきか考えたい、、、
少し休ませてもらえれば、もう一度今の職場で働けそう、、!

という場合には、医師に診断書を書いてもらい休職することで、もう一度働きたい!と思ったときに、転職活動をしなくても、復職することが可能です。

もう一度、同じ職場に復帰したい場合には、「休職」がメリットとしてはたらきます!

4.2. 休職のデメリット

休職のデメリット・休職期間中は、転職活動ができない
・休職期間終了後、復職できるのか、退職するのか、再度病院と話し合わなければならない
・病院から完全に解放されないので、すっきりとした気持ちで休めない

休職期間中は、労働契約が結ばれたままなので、転職活動を進めることは難しいです。

求人を募集している側は、できるだけ早く働いてくれる人材を探していることが多く、面接の際に、退職の目処が立っていないと、採用してもらえる確率が下がってしまいます。

そのため、転職活動をしたとしても、次の職場が決まることはなかなかないでしょう、、。

また、休職期間の終了の時期が近づくと病院に呼ばれ、復職するのか、退職するのか話し合わなければなりません。

その面談が控えていると思うと、結局気が休まらず、気持ちもすっきりしません

もう、その病院で働く意思がなかった私には、休職という形をとるメリットは1つもありませんでした。

4.3. 師長が休職を勧めた理由

では、なぜ、師長はメンタルクリニックの受診を勧めてきたのでしょうか。

師長は、各担当病棟の責任者という立ち位置になります。

そのため、新人が1年も経たずに退職したともなれば、少なからず自身の評価につながるわけです。

師長が私の退職を必死で止めていた理由は、そこにあったのです。

師長は、メンタルクリニックで診断書をもらってくれば、退職するほど追い込まれていないということが証明でき、休職に話を持っていくことができると考えたのでしょう。

休職期間を経て、もう少し働いてみる、という結論にいたれば、新人の退職によって自身の評価を下げずに済むからです。

自分のことしか考えていない、本当に最低な師長です。(笑)

ここまで、病院を退職するまでの流れや、休職のメリット・デメリットについてお話ししてきました。

最後に、退職にあたって最も重要となることをお伝えします。

4. 「辞めたい」、「辞める」という意思を貫く

退職にあたって、最も重要なことは、

「意思を貫く」

ことです!

私が、何度も師長と面談をし、なぜ最終的に師長が折れたのか、

それは、頑なに「辞めたい」という意思を貫いたからだと思います。

師長は、様々な理由を並べて、「やっぱりもう少し頑張ってみようかな」という気持ちにさせてきます。

ですが、本気で辞めたいなら、「いや、それでも辞めたいです」、「いや、私は辞めるんです」という強い意思を持って立ち向かうことが大切です。

そうすれば、いずれ師長や部長も諦める時が来るはずです。

実際、次の年になれば、また新人が大勢入ってくるわけですし、少し悲しいですが、新人が1人辞めたとしても、病院にとっては、そこまで惜しい人材ではありません。

ただ、師長の様々な辞めないための提案に対して、反論する作戦は少なからず練ってから面談に挑んだ方が良いと思います!

5. まとめ

ここまで、1年目の新人看護師でも、病院を辞めることができるのかについてお話ししてきました。

なかなか簡単にはいかないかもしれませんが、

1年目で病院を退職することは可能であり、必ずしも医師の診断書が要るわけでもありません。

「辞めるんだ」という強い意思を持って、師長や看護部長と戦いましょう!

看護師として、働く場所は、あなたが今いる辛い病院だけではありません。

いくら経験がなくても、看護師は引く手数多です。必ず、働きやすい、居心地の良い職場が見つかるはずです。

今置かれている環境だけにとらわれず、広い視野を持って、自分に合った働き方を見つけていきましょう!

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